先天性眼瞼下垂

子供の眼瞼下垂といわれる先天性眼瞼下垂。遺伝することは殆ど無いといわれていますが、その原因と弊害、及び治療方法について書いています。

先天性眼瞼下垂とは

赤ちゃんの眼瞼下垂、子供の眼瞼下垂とも言われますが、まぶたを大きく開くことが出来ない眼瞼下垂です。症状としては、両目ではなく、左右どちらかの目だけに起こるケースが殆どです。

原因とは？

脳に異常があるケースもないわけではありませんが、殆どのケースがまぶたを動かす筋肉に異常があることが原因です。なぜ筋肉に異常が出るのかについては、現在のところはっきりと分かっていません。先天性眼瞼下垂の子供が生まれると、何らかの遺伝的問題ではないかと心配されと思いますが、殆どのケースで先天性眼瞼下垂が遺伝することはありません。

眼瞼下垂による弊害は？

先天性眼瞼下垂の場合、まぶたの隙間から外を見ることが出来れば、視力が発達しないなど視力障害は、殆どないと考えられますが、多少の視力低下はあるかもしれません。ただし、確実に視界は狭くなるので、視野の狭さから来る怪我などに注意することが必要です。また美容の観点から、目はどうしても顔全体の印象を左右してしまうので、精神的なストレスを感じることもあると思います。

先天性眼瞼下垂の治療法は？

通常、挙筋短縮術という外科手術を行います。なお手術時期は、生まれてスグではありません。早く手術をして欲しいという家族の要望が多いことは事実ですが、全身麻酔によって手術を行いますので、身体の安全を考慮し、通常３，４歳前後の手術になります。

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